3泊4日旅行最終日。夜ロンドンに帰る日。
起きて、普通に二日酔いで。
ただ昨夜起きたことはちゃんと本当だったみたいで。
シャワー浴びて、昨夜のことはいったい何だったのか冷静に考え直す。
グランプレスを出たときは確実に一度地図は見た。
ここから真っ直ぐ歩けば良いんだなと思ったのは覚えている。
ただ起きたときは真逆の方向のバスターミナルみたいな場所で寝ていた。
なぜなのか...。
考えられるのは、逆方向に歩いていて、途中で力尽きて寝てしまったか。
そこで寝ていた俺からバッグだけ置き引きにあったか。
もしくは宿方向に歩いていたが途中で寝てしまい、車か何かに乗せられて、バスターミナルに捨てられたか...。
大都会ブリュッセルでそんなこと出来るか...。
てかその場合ならポケットの中身に手をつけられてないのはおかしい。
まぁたぶん...宿と逆方向に歩いてて、まぁ眠くなって途中で寝たんだな...。
マジでクソ過ぎる...。
浮かれすぎてる...。
とにかくポケットの中身が無事で良かった...。
財布すられてたら、免許証が入っていた。仕事が出来なくなる...。
クレジットカードもそうだし。
スマホもまた盗まれるとこだったし...。
ホントに今スマホ盗まれるのはヤバい。
iPodもイヤホンもポケットに入っていた。
ホントにポケットが無事で良かった。
ただ一眼レフは痛すぎる...。
4年半前に日本を出るときに10万円で買ったやつ...。
ここまでずっと一緒だった。
この3日間の写真のデータも全て消えた...。
最悪過ぎる。
それ以上に、初日の昼寝しててのスリもそうだけど。
バックパッカーを忘れているとか、海外にいる意識が無いとかどころではなくて、
マジで本当に忘れてはいけない何かみたいなものを失ってしまっている。
これは浮かれているとかじゃない。マジでヤバい。
死んでてもおかしくない。
体に重大な傷を負っていてもおかしくない。
マジでヤバい。
カメラが惜しいとかじゃない。
あとマジで酒飲み過ぎ。
連休、久しぶりの旅行、浮かれているにしてはやり過ぎてる。
呑みすぎるといきなりどこでも寝てしまう病気もどうにかしたい...。
これは大昔からだけど。
朝からまったくテンションが上がらない...。
カメラは痛すぎる...。
受け入れたくなさ過ぎる...全部...。
ホント人のもの盗むなよ...。
腹たつな...。
と言っても、観光に行かなきゃいけない。
もうこのまま宿でゴロゴロしててやろうかとも一瞬思ったけど、やっぱ観光に行かなきゃ...。
今日はブリュッセルから電車で郊外の街ブルージュに行くつもりでいた。
外の天気クソ悪いけど...。
バックパックを宿に預けて出発する。
ブリュッセルから電車に乗り1時間ちょっと。
ブルージュの駅を出ると、雨が降っていた...。
マジでテンション上がらない。
ブルージュは世界遺産にもなっている、街全体が綺麗な街。
天気悪いけど観光客は多かった。
雨降っているし、腹減ったし。
ベルギー料理調べたけど興味湧かないし。
二日酔いだし。
ラーメン屋を探して入る。
こんな街にもラーメン屋はあった、ありがたい。
ほぼ地元の善治郎の味がした。美味しかった。
結局この4日間、初日にソーセージ食べた以外はアジア料理を食べている。
雨も小雨からは変わらず。
町並みはめちゃくちゃ綺麗。
晴れてさえいれば...。
シント・サルヴァートール聖堂。
iPhoneだけで写真を撮っていても、カメラが無いんだと思い知らされ、もっと腹がたつ...。
広場へ向かう。
ブルージュは半日あれば歩いて回れる小さな街。
外観がめちゃくちゃお洒落なマクドナルド。
ブルージュのメイン観光地、広場。
綺麗だけど...。
ベルフォートの下を抜ける。
市庁舎の前の広場へ。
バジリカ教会。
市庁舎。
中心部を離れて、南に向かう。
ここでイライラとモヤモヤの限界が来る。
天気悪いし。
歩いてても綺麗だけど、テンション上がらないし。
4日間一人だったのもあって、誰かに話聞いてほしかったしで、日本一周中のたっくんとみほさんに電話する。
ただただこの4日間にあった自分がクソ過ぎる話しをする。
馬鹿じゃんと言ってもらう。
最近のお互いの話しをして、観光を再開する。
綺麗だけど雨はやまず。
ただ南に歩き続け。
さっきの教会まで戻り。
お土産屋さん。
山ほどのベルギービール。
ブルージュの街はたくさんの観光用の馬車が走っていて。
ベギン会修道院。
ここまで来てやっと雨があがった。
ひとまず観光も一通り終わったのでブリュッセルに戻る。
ブリュッセルに戻ってもまだ3時過ぎ。
夜の電車まではまだ時間がある。
天気も戻っていたので、もう1度ブリュッセル市内をぶらぶらする。
今日の小便小僧はいつもの格好。
どうしたもんかと思っていたけど、あまりに観光客がみんな食べていたので、ワッフルを食べることにする。
1口で後悔した。
甘過ぎ、重すぎ、味は想像通り。
グランプレスは一晩でステージも客席も撤去されていた。
もう見たい場所も無いので、俺は昨日どこで寝ていたのか確認しようと思い、行ってみる。
途中に突然いた兄弟。
知らなかったけどビックボーイってアメリカ発祥なんだ。
日本だと思ってた。
ただここはビッグボーイではなく。なぜここにいるのかも分からず。
写真撮ってもらって。
昨日の記憶を辿って行く。
着いたらそこはやはりバスターミナルだった。
市内の路線バスのバスターミナル。
だから深夜は人の気配が無かった。
寝ていた場所も発見し、周りをもう一度探すが落ちてるわけもなく。
ただ周辺を見ているとあまり治安が良いエリアでは無さそうで。
酒盛りをしている連中もいて。
来たところで何かが分かるわけでもなかったけど。
帰る。
宿で荷物をピックアップして駅へ。
今回はついにユーロスターに乗る。
ブリュッセルからロンドンまでたったの2時間。
新幹線で2時間だから、東京から名古屋ぐらいの感覚。
4連休だから買おうと思った時にはチケットがほとんど無く。
普通席は売り切れで、1つグレードの高い席しかなく、210ポンドもした。
駅に着くとイギリスはEUから離脱しているので、空港みたいに出国審査がある。
ロンドンに住んでるから帰るだけだと言う。
荷物検査とかは空港ほど厳しくなく、X検査だけ。
そこを抜けると簡単な免税店もある。
21時発のユーロスター。
ただ時差があるので、ロンドンには22時に着く。
ロンドンのパンクシア駅行き。
そこからは家まで地下鉄で30分。
変な感じ。
ユーロスターだー、と思う。
ついにこれに乗る日が来た。
しかもこれで家に帰る。
普通に明日仕事嫌だな、帰りたくねぇと思う。
高い席だから地味に広く。
簡単なご飯も出て。
マジでいらねえ。
ユーロスターはめちゃくちゃ速く。
フランスの街で1度止まり、ドーバー海峡を越えて、気づいたらロンドンに入っていて。
2時間後には、馴染みのあるセント・パンクシア駅に着いてしまった。
23時前には家に着いて、大家にお願いしてあった家の鍵をマットレスの下から手に入れる。
というわけで、3年半ぶりの一人での海外旅行3泊4日は終わった。
まぁ色々あったけど、とても楽しかった。
ヨーロッパの他の国の近さと、住んでいるからこその国の違いと、イギリスに住んでいることの感謝とか。
ずっとやれなかった海外旅行がこうやって出来はじめたことと、やっとかという気持ちと。
ただ今すぐ再開したいよりは、残りのイギリス生活は楽しみたいし。
色々思うことのある4日間だった。
ただやっぱクソ過ぎる。
人のもの盗むな。
次からちゃんと気をつける。
また明日からはロンドン配送業の生活。
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