18.12.27 373日目 インド デリー

ミサコさんと一緒にタージマハルに行く日。
列車は6時50分発。

5時過ぎに起きて支度をする。
6時過ぎに玄関で待ち合わせをして、歩いてニューデリー駅に向かう。
宿の前も、駅もまだ朝6時過ぎなのに賑わっていた。

デリーは今日も朝から空気はスモッグだった。
デリーに来てからずっとそうで、もう毎日喉が痛かった。

列車はニューデリー始発だった。
ホームでパンケーキを買う。



列車は満席らしいけど、ニューデリーの発車の段階では乗客は半分ぐらいで隣も空いていた。
3席だから4人で詰めて座れると窓口の人は言っていたから、てっきり寝台タイプを座席で使うのかと思っていたら、普通の座席だった...。
これを詰めて座るのは不可能だろ...。


天井には山ほど扇風機があって。
冬だからいいけど、夏は悲惨なんだろうな...。

パンケーキ、30ルピー、48円。
値段のわりにはめちゃ美味しい。


ニューデリーから2駅も止まると列車は満席になる。
詰めて座るのは無理なので、俺が扉の前の連結部分で立つことにした。
キツくなったら交代という感じで。まぁ3時間ぐらいで着くし。

連結部分も、通路もたくさんの人で溢れている。
みんなぎゅうぎゅうに立っている。
この人達はチケットを持っていないのか、俺たちと同じ状況なのか。

トイレからの匂いが臭い...。
水も漏れてきていて、足下はビチャビチャだった。


駅に着くと、扉は自分達で開ける式。
そして、通路も人だかりなのに、駅に到着すると、降りる人たちが来るため大混乱になる...。
窓から荷物だけホームに投げ捨て、人だかりをかき分けながら降りる...。

その割には停車時間がそこまで長くない。
発車してしまい、列車が動き始めてから、小さな子供がみんなに担ぎ上げられながら、外に運ばれたりする...。

色々な国で列車乗ってきたけど、ここまでは初めて。
インド凄い。



3時間半後、10時過ぎにタージマハルの最寄り駅、アーグラに到着。
列車から降りると大量の客引き。

タージマハルまでは駅から6kmぐらいある。
リキシャに値段を聞くがみんな高い。どう考えても相場では無い。

駅前のリキシャはこんな感じなので、少し離れて現地の人が集まっていたリキシャ乗り場へ向かう。
どいつもこいつもクソみたいな値段を言ってくる中、1人の運転手が近づいてきて、二人で50ルピー、80円で良いよ、と小さな声で落ち着いた感じで言ってくる。

おじさんはいかにも良い人みたいな感じで、物腰の柔らかい感じの珍しい人だった。
50ルピーが現地価格なんだろう。
おじさんは50って言えば、すぐにお客さんが捕まることをちゃんと分かってくれている方だった。

おじさんは他の運転手みたいに運転中色々言ってくるわけでも無く。
良い人だった。
30分ぐらいでタージマハルの入り口に到着。



入る前に露天でパンを買う。25ルピー、40円。
昨日も寺院で食べたパン。パイ生地で中にミート系の餡が入っている。
これあっちこっちで売っている。これがインドで1番美味しい。
あと10ルピーでチャイも買う。


タージマハルへ。
チケット売り場へ向かう。ここもインド人と外国人は窓口が別で、外国人はガラガラ。
入場料も違う。
チケットは外国人は1200ルピー、1920円。インドでは中々の値段。

入るのには手荷物検査があって、凄い人だかりだった。
ガイドの客引きが寄ってきて、荷物検査に普通に並ぶと3時間かかるとか、今日は特別混んでいるとか、俺がいればすぐ入れるとか、近くの城もタダになるとか、鬱陶しい話しを遮って中へ。

荷物検査も現地人と外国人は別で、外国人はすぐだった。
どいつもこいつも嘘しか言わねぇ。


入り口。


その中から。
見えた時はテンション上がった。


タージマハル。世界遺産。
インド旅行に来たら、だいたいの人が行くだろうし。
世界一周する人なら、ここはほとんどの人が来るだろう。
俺も前から、いつか行く時がくるってずっと思っていた。


ミサコさんと写真撮りあって。



1632年から22年かけて、当時の王様が亡くなった王妃のお墓として作ったもの。
国が傾くぐらい建設費をかけたらしい。
裏手の川の対岸に、自分のお墓として黒いものを作る予定だったが、自分の息子にクーデターを起こされて、晩年は幽閉されたらしい。



綺麗。
冬に来て良かった。夏は絶対キツい。


タージマハルの中に入るのも、インド人は長蛇の列で、外国人はすぐだった。
わざわざ列の入り口に、高価なチケットはこちらと看板があった。

中は撮影禁止。
棺があった。

両サイドにあるモスク。



裏手の川。



右側のモスク。


綺麗だった。
さすがにここは別格だった。来て良かった。


次は5kmぐらい離れたアーグラ城へ。
タージマハルの出口でふっかけてくるリキシャを断ったり値切ったりしながら、二人で40ルピーで決める。

入場料は600ルピー、960円。
ここも外国人は高い。

1565年に建てられたムガル帝国のお城。



昨日見たのと似てはいるけど、昨日のより凄い。



タージマハルを建てた王様はここに幽閉されたらしい。
自分が建てた王妃の墓と、建てることが出来なくなった自分のお墓の場所を見て過ごしたそう。




中庭。


もう1個中庭。
帰りの列車まで時間があるのでボケッとする。


寝っ転がりながら、適当に草むしりをするオバちゃん。
終始同じ場所で寝ながら、ちょびちょび草をむしってた。


お城は綺麗だったけど、2日連続だったし、そんなに変わらないのでもうインドではいいかなと...。
お城を出て、ご飯が食べられる場所を探すが中々見つからない。

城の裏手に行き、観光エリアから離れると、明らかに治安と雰囲気が悪くなった。
引き返す。
牛はホントにどこにでもいる。


レストランをやっと見つけて入る。
遅めの昼食。


チキンカレー。150ルピー、240円。
もうこれを食べて、完全に分かったけど、カレーは美味しいけど、インド米が俺は無理だ...。
まったく美味しくない...。
次からナンにするし、カレーももういらない...。2回も食べれば気が済む...。


まだ時間があるので近くのモスクへ向かう。
モスクの周りは布屋や衣装屋が並ぶ。

デリーとはまた違う雰囲気。全てがごちゃごちゃしていて混沌としている。
外国人が珍しいエリアみたいで、凄い見られる。


ジャマー・マスジット。
1600年代に建てられたモスクらしい。


街中にある大きなモスク。
地元のムスリムの人がお祈りに来ていた。

もうすることも無いので駅へ向かう。
駅まではけっこう距離がある。
この辺でリキシャを捕まえても英語が通じるか微妙な感じだったので城まで戻る。

城まで戻り、何台か値段交渉して2人で50ルピーで決めて駅へ。


インドの駅は、大音量で列車のアナウンスが流れるが、そのアナウンスの前にダァダーンと陽気な感じの音が流れてからアナウンスが流れる。
ガキ使の笑ってはいけないの、アウトの時の音がもっとポップになった感じ。
この音が気になって仕方ない。

ミサコさんがトイレに行っている間に、地元の少年達に写真を撮ってくれと絡まれる。
昨日もデリーのモスクで言われた。
今日は俺も撮ってもらう。


列車まで1時間半ぐらいあったので、チャイを飲んだりして過ごす。
良かった一人で来なくて。時間がありすぎる。

列車は19時発。帰りは席があるので座れる。


座ったら爆睡していた。
デリーに着いたのが23時近く。

ご飯が食べれる場所もあまり開いてないので、売店でパンケーキを2つ買って帰る。
あと露天で売っていた、小さなコロッケハンバーガーも20ルピーで買う。


しっかり観光した1日だった。
風呂入って就寝。





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