19.1.2-5 379~382日目 インド バラナシ

1月2日

下痢はバラナシに来たときから続いている。
デリーで一回治ったのに再発して、酷くなった。
それに加えて、昨日から体調が悪い...。風邪っぽい...。
寝ても完璧に治らない、どことなくダルい...。

ガンジス川の遊覧船は結局明日もストライキ続行で運行しないらしい...。
そのために1泊延泊してみたけど、結局乗れずじまいだった。

体調が悪いと言っていたら、ミサコさんが粉のポカリスエットをくれた。
ありがたい。久しぶりの味。


今日はひとまず明後日発で列車のチケットを買いに行くことにした。
次の行き先は迷ったあげく、ネパールのカトマンズ。
バングラデシュよりはネパールに行ってみたいし。
バラナシが陸路の玄関口だから、今行かないと2度と行かないと思うし。
寒いだろうし、トレッキングも興味無いからあまりすること無いだろうけど。

インドからネパールの陸路越えは、色々な国境越えの中でも特に評判が悪かった。
今までで何度も話しを聞いてきた。
ここか、ラオスとベトナム間かってぐらいみんな言う。
とにかく道のりが長く、しんどいらしい...。

方法は2つあった。
バラナシから直通バス。ただ高い。
そして、もし途中でバスが遅れて国境に深夜に着くと、国境が開く朝まで長時間待たなければならないらしい。

もう1つは、寝台列車で北部のゴーラクプルという街に行き、バスでスノウリという国境の街まで行き、国境を越えて、ネパールサイドからカトマンズ行きの夜行バスに乗るという方法。
時間はかかるし、面倒臭いけど、安い。

俺は列車とバスで乗り継いで行く方法にした。
直通だと飽きるし。国境で待つの嫌だし。安いし。

ミサコさんはここからブッタガヤに行くという。
俺は遠回りになるので、ブッタガヤは後回しにする。
ここでお別れ。

お昼は宿でラーメンを食べる。100ルピー。


ミサコさんと一緒にブッタガヤに向かう二人と、俺と同じ日に、同じ方法でネパールに行くことになったナオキさんと5人で駅へ向かう。

そのうちの一人から宿の近くの薬屋を教えてもらう。
下痢止めを1シート、75ルピー、120円で買う。
みんな下痢になったらこれを買うらしい。
飲めば1発で治るらしい。

宿の近くの乗り合いのリキシャ乗り場でリキシャに乗って向かう。
片道20分、20ルピー、32円。


駅は到着した駅とはまた違う駅で、バラナシジャンクション駅。


外国人専用のチケット売り場はソファーがあるような綺麗な部屋だった。
そこまで並んでいる訳でも無いが、おじちゃんがゆっくり一人ずつ発券していくので時間がかかる。
急いでいるというスペイン人に無理矢理割り込みされたり、おじちゃんが発券を間違えたり、案の定お釣りが無かったりしながら、1時間半ぐらいかかって、希望のチケットを購入。
明後日の深夜0時30分発、6時間の移動で170ルピー、280円。安すぎる。
クラスは4等寝台になるのかな。前回と一緒。


再び乗り合いのリキシャ乗り場から宿に戻る。
久しぶりに街中に出たけど、本当に毎日騒がしい。
クラクションの音は爆音で鳴り響き、延々と鳴っている。
なんとも言えない匂いと、リキシャの揺れと。
疲れる。


宿に戻って夕食を食べる。
カルボナーラ、130ルピー、210円。
デリーのより美味しかった。


体調は良くなかった...。
切符を買いに行っただけなのに、凄い疲れた...。

ただ昼に買った下痢止めが効いたみたいで、下痢は治った。
ミャンマーで買った風邪薬も飲む。

そのまま風呂入って、寝た。








1月3日

起きても体調が悪すぎる...。
腹痛と下痢こそおさまったけど、咳と鼻水が出て、ダルい...。
再び寝る。

昼過ぎに起きて、大晦日にいただいたカップ焼きそばを食べる。
出来れば、今日の午後は残っているバラナシ観光に行こうと思ったが、あまりにもダルすぎる...。
食べてから再び寝る...。

夜起きて、何か食べないとと思い、宿でラーメンを食べる。
100ルピー、160円。
食べて、再び寝る。


ミサコさんが心配して部屋まで来てくれた。
もう日本までの日数も少ないからと、使い捨てカイロをくれた。
ミサコさん達は、明日朝一でブッタガヤに向かう。
1週間ぐらい一緒にいたが、今夜でお別れになる。

明日ネパールに向かうつもりで寝台列車の切符を取っていたが、このままだと行けるかどうか分からない...。
ただの移動ならまだしも、寝台列車からの夜行バスなので、だいぶ長時間移動になる。
一緒に行く予定だったナオキさんに、明日起きたときの体調次第で俺はここに残ると伝える。
キャンセルしても300円ぐらいの損だし...。
バラナシに来て、もう5日も経つのに、観光も出来ていない...。
なら体調を完全に戻してから、観光もして、ネパールに向かった方がいい。

ミサコさんとお別れをして、また寝た。








1月4日

起きても体調は完全に戻らない。
腹痛は止まったけど、咳が出てまだダルい...。

ひとまず今夜発でネパールに向かうのは危険だと思った。
夜行が2本で30時間以上かかるし。ネパールはインドよりも寒い。
着いても、体調が悪化したらカトマンズで倒れることになる。

一緒に行く予定だったナオキさんに、今夜は断念することを伝える。
宿にもう2泊延泊をお願いして、再び寝る。

昼食も食べずに寝続けて、昼過ぎに起きる。
体調は少しはまともになった。

2日後の国境までの寝台列車の残席を確認すると残り僅か。
今日中に振り替えのチケットを取りに行った方がいい。

夕方準備して宿を出て駅に向かう。
一昨日教えてもらった乗り合いのリキシャ乗り場へ向かうが、迷ってしまいどこか分からなくなる。
仕方ないので道端で乗り合いで走っているリキシャを止めて、値段交渉をする。
案の定ふっかけてくるのと、中々駅行きが見つからない。

20分ぐらいかかって、1台のリキシャと片道50ルピーで手を打つ。
本来なら20ルピーだけど。他の手段が思いつかないので仕方ない。


チケット売り場に着くと、売り場のおばちゃんは俺を見てから、ちょっと出かけるから申し込み用紙書いて待ってろ、30分で戻るからと言ってどこかに出かけていった。
30分待ち、チケットを買う。
明後日の分は売り切れていて、キャンセル待ちも5人いた。
諦めて3日後の分を買う。今夜諦めたのと同じ列車、同じクラス、170ルピー、280円。

帰りは駅前の乗り合いのリキシャ乗り場から宿の近くへ戻る。
一人で乗るなら100ルピー、乗り合いなら20ルピー。
乗り合いで帰る。俺は一人目の客だった。
運転手は一人目が来たら、そいつ次第で行き先を決めて、残りの同じ方面に行く乗客を探す。
20分ぐらい待ったら、4人集まって出発。


宿で食べられる夕食に飽きたので、大晦日の日に行った日本食レストランに寄っていく。
ビビンバ、250ルピー、400円。


失敗した...。キュウリと揚げ茄子ばかりで...。知ってるビビンバじゃなかった...。
おとなしく宿に戻ればよかった...。


宿に戻ると尋常じゃなく疲れていた...。
体力がめちゃくちゃ落ちている...。宿の3階まで登るのも息があがる...。
たかが駅に行って、切符買ってきただけなのに、ヘトヘトだった。
ホントに今夜出発せずに良かった...。

そして、インドにマジで慣れない...。
今日も全力で騒がしかった...。
道を歩くだけでも疲れるし、リキシャも疲れるし。
騒音も、匂いも、汚さも...。
もう来てから結構経つのに...。

風呂入って、何もせず、映画見て寝た。








1月5日

起きたらだいぶ良くなった。
まだ咳も出るけど、ここ数日では1番良い気がする。
久しぶりに色々やろうという気持ちになれる。
起きてすぐ風呂入って、着替えるのも久しぶりだった。

それでも残っている観光は明日にして、今日も宿に引きこもる。
昼までは、日記に写真をあげたり、オーストラリアのことを調べたりして過ごす。

宿で唐揚げ定食、170ルピー、280円を食べる。
食べてからは再び寝た。

起きたら、体調はほぼ戻った。復活した。
これなら明日観光に行っても、明後日には出発出来る。
長かった...。日本を出てから1番長い体調不良だった...。
しんどかった...。


夜は再びカルボナーラを食べる。130ルピー、210円。

日記を書いたりして就寝。





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